「アソビーノスコープ」では、風俗業界で起こっている時事的なあれこれを、時にはまじめに、時にはゆるりと追っかけます。今の風俗を見れば世界が見えてくるっ?!
今年はとにかく暑すぎた!!
風俗業界も猛暑に翻弄されまくりっ?!
「月刊マンゾク九州2013年11月号」掲載
記録的な猛暑日が続いた今年の夏。こんなに暑いと性欲なんて吹っ飛んじゃう?! 風俗業界にとって、この夏はどのような影響を与えたのだろうか。
▲猛暑にうなだれるサラリーマン。外回りの営業は地獄だっただろう…。
 
気温は上昇も売り上げは低下
猛暑に苦しめられた風俗店!
 とにかく暑い! ってな印象だけが残った今年の夏。3日連続で40度を超える猛暑日が続くところもあったり、熱中症で搬送される患者が過去最高になるなど記録づくめの暑さであった。この暑さは風俗にどのような影響を与えたのだろうか。
 「今年の夏は散々だった」とは、某福岡デリヘル店長。「とにかくガソリン代がかかったね。満タンにしても翌日また入れるって感じで。送迎していない間もエアコン切っちゃうと、すぐに蒸しちゃうからずっとつけっぱなしにしてたからね~。ドライバーだけなら少しくらい我慢しろっていいたいところだけど、客のところにいく女の子に汗をかかせるわけにもいかないし。それにあんなに暑かったら、みんな性欲どころじゃないでしょ(笑)」。
 外の猛暑とエアコンの効いた室内の寒暖差で体調を崩す女の子も多く、スケジュールを組むのに苦労したという。また他店からも聞かれたのが、待機部屋の管理。深夜まで営業しているところが多いデリヘルでは、待機部屋のエアコンもフル稼働で電気代がかなり上がってしまったらしい。売り上げも振るわず、経費は増すという悪循環になってしまったお店が多かったようだ。
 一方、中洲南新地はどのような状況だったのだろうか。「店頭に立ってるボーイが熱中症で倒れてしまって。しかもふたりも。自分が店長になってから5年になるけどこんなことは初めて」と某ソープランド店長。
 「自分も少し立ってるだけでフラフラしちゃって、こりゃまずいなと。気分が悪いって訴えるお客さんも少なからずいたよ」。
 来店早々、頭がボーッとすると訴えるお客さんを、水風呂に入れてあげたケースもあったとか。また、同店は入り口で冷やしタオルを配ったりするなど熱中症対策には気を配っていたようだ。
 「用意していた冷やしタオルの半分は従業員が使ってたかもしれないけどね(笑)。良かったところは、ロングコースが多かったなってとこくらいかな。涼みにきた人もいたんだろうね」。
 しかし、こちらも体調を崩す女の子が続出。加えてお部屋の構造上、エアコンが効きにくいらしく待機中に女の子は汗だく。結果、出勤を確保するのに苦労し、せっかくお客さんが来ても長い待ち時間が発生して逃してしまうこともあったとか。
 日本列島が猛暑に苦しんだ今年の夏。風俗業界も、どうやらこの暑さには参ってしまったようだ。これから迎える秋シーズン。食欲の秋ならぬ性欲の秋に期待ってところでしょーかね。
 

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