「アソビーノスコープ」では、風俗業界で起こっている時事的なあれこれを、時にはまじめに、時にはゆるりと追っかけます。 今の風俗を見れば世界が見えてくるっ?!
人材不足・専門店減……
マットヘルスは絶滅危惧ジャンルか?
「月刊マンゾク九州2013年7月号」掲載
「マットプレイは絶滅の危機に瀕している!」と、ある風俗チェーンの社長は叫んだ。減り続けるマットヘルス専門店の現状から来る言葉だが、はたしてその言葉が指す意味とは? 俺たちの大好きなマットに今、何が?!
 
「マット専門店の運営は難しい…」
新規参入にはかなりの労力が必要
 マットプレイ―記者が風俗業界に足を踏み入れた十数年前は、まさしくザ・風俗といえばの代名詞のように、そのサービス、その専門店は一世を風靡していた。
 そもそもマットでのサービスは、キングオブフーゾクと呼ばれるソープランドに端を発し、それをより安価で楽しめるようにとヘルスでもマット専門店が誕生。憧れのプレイが気軽に楽しめると、全国的に人気となり、どの街でも数々の有名店、人気店が多く存在するまでになっていた。
 しかし、それが今では専門店の数は中洲では2店という、マットファンである記者にとっては寂しさを増すばかりの現状だ。これはマットプレイが廃れてしまったということなのか…。
 「まったくそんなことはありませんよ。集客はほとんど変わっていませんし、リピート率も下がっていません」 と、記者の憂いに答えてくれたのは、人気マット専門店「福岡DEまっとる。」のY店長さん。
 人気の陰りをまったく感じていないというお店がある一方で、ではなぜここまで専門店が減ってしまったのだろうか。
 「予想でしか無いんですけど…。ウチはグループですのであらゆるノウハウを持っています。なので新規の立ち上げもやろうと思えばできますが、業界の方とはいえどマット専門店の場合、その経験や運営を知らないと難しいのかもしれません」(前出Y店長)
 マットプレイを提供するお店の立ち上げでは通常の風俗店のオープンに、プラスアルファとして備品からスペースの確保からそれ専用にかかわってくるモノが多いという。
 ここでノウハウの継承があれば難しいことはないが、新規でそれが無いとなるとやはり敬遠されていく傾向が強まってくるのではないかという事だ。閉店するも新規オープンがないとなれば、自ずと減少するのも自然の流れなのかもしれない。
 また、他店で取材を進めると、マットプレイを行っているお店であっても消極的になってしまう理由があるという。
 「お客様からマットの要望は確かにありますが、マットでのサービスを女の子に仕込む時間と労力を考えると、そのサービス専門のお店にして果たして採算ベースにのるのか、と疑問が残ります。なのでウチでは、マットのサービスがもともとできるという子のみ、要望に対応にさせてもらっています」(某ヘルス店長)
 マットプレイの提供にはやはり技術的な側面が大きく、初接客の前には初心者の女の子であれば講習が必要になってくる。となれば、教える時間や教える人材の確保といったコスト面も考えなければならない。
 また、今ドキの女の子はとにかく講習という言葉に過敏に反応するきらいがあるらしく、面倒なイメージを強く持たれている印象は否めないのだとか。そこがネックとなり運営側が二の足を踏むという状況につながってくるのかもしれない。そういった面での苦労は専門店でもあるのだろうか。
 「講習はもちろんありますが、ただ、覚えればサービスを自分のペースでできますし、受身が苦手な子なんかには合っているんですね。お店との相性など、面接や求人に関する苦労はどのサービスでもあると思いますよ。それにマットプレイはとにかく技術を磨けば確実にリピートにつながります。だから、ウチで働く女の子は自主的にマッサージを習ってサービスに取り入れたりと積極的な子が多いです」(前出Y店長)
 
専門店の数は減っているものの
ファンの需要は変わっていない
 中洲無料案内所「MAN-ZOKUステーション」内で、マット専門店のパネルを食い入るように見ていた40代の男性会社員に話を聞いた。風俗に行くときは、ほぼマット専門店を選ぶという彼は言う。
 「マットは風俗の醍醐味だと思うよ。仕事で疲れてるから、全部任せたほうが楽だしね。今はお店が少なくなったよね~。やっぱりいろんなお店が競合してこそいいサービスにつながると思うからこの状況は寂しいね。新しいマット技とか出てきて欲しいじゃない」
 マットヘルスに対する需要は十分にあるものの、新規参入しにくく、専門店の数が減少している現在。お店が少ないということはマット技を教えることができる人材が減り、女の子が技術を受け継ぐ機会が減ることにつながってしまう。
 そんな現状を鑑みたとき、前出チェーン社長の「絶滅の危機に瀕している!」とのコメントにつながってくるのかもしれない。後継者不足で悩む日本の伝統工芸などと並び、マットプレイは後世に伝えるべき伝統技術である。
 そう確信している我々マットファンにできることは、シンプルだがお店に通うことで応援する以外にない。とにかく気持ちよくヌルヌルすべりまくって、業界関係者にマットプレイをもっと欲しているとアピールしようではないか。
 
ファンにはヨダレもの!! 人気のマット技解説
●金の鯱

オシリを抱え上げて、チ○コ、玉、アナルの3点を同時に攻める。数あるマット技の中でも特に人気の高い大技だ。

●カエルキック

女性が下に潜り込み、チ○コを太ももで挟みこむダイナミックな技。太ももの柔らかさが程よく刺激し、クセになる気持ちよさ。

●カニバサミ(表)

太ももに脚を絡ませて上下運動しながら、乳首などを舐める技。密着感を味わうには最適。男性がうつ伏せになるカニバサミ(裏)もある。


中洲「福岡DEまっとる。」に在籍する若槻ほのかちゃんにインタビューを実施。マットについてのあれこれを聞いてきました。
▲妖艶なルックスにサービス精神旺盛な性格でファン多数の看板娘、若槻ほのかちゃん。

―ほのかちゃんも当然最初はマット初心者だったわけですけど、どうでした?
若槻ほのか(以下ほのか) 最初は確かに難しいところもあると思うんですけど、何とかなりますよ。自分のペースで出来るから、慣れてしまえばすごく楽しくなってくるんです。


―楽しくなってくるんですか。
ほのか そうなんですよ。マットってすごく奥が深いんです。自分もそうですが、もっと勉強してうまくなりたいって思う子は結構多いんです。サービスの後、体を洗うときマッサージを独自に加えたりしてる子もいたりするんです。


―そうなんですか。それはファンとして嬉しいし、感心してしまいます。マットの良さって何だと思いますか?
ほのか やっぱり密着感じゃないですか? これがクセになるってよく言われますね。プライベートじゃなかなか出来ないトコロも魅力じゃないですか。ローションもたっぷり使うし、場所もなかなか無いし。


―たしかにローションの始末とか大変そう。
ほのか 昔に比べてローションの質も上がってるから今はだいぶ落としやすくなってるんですけどね。サウナで毛穴から汗で出すとかしないですよw


―なるほど。サービス中に心がけていることは何ですか?
ほのか 熱中し過ぎないようにして、なるべく声をかけるようにしてますね。たまに集中しすぎて黙ってしまうこともありますので(笑)。後はお客さんが絶対に怪我をしないように注意をしてます。滑りやすいから危ないんですよね。といいつつ、自分が滑ってコケたりもするんですけどね(笑)。


 

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