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　福岡県の風俗業界にとって、今年最大のニュースは何と言っても6月1日より施行された、福岡県迷惑行為防止条例の改正。歓楽街の浄化を目的として、主に客引き行為を厳罰化したのだ。これによって客引き行為目的で街頭に立つ、いわゆる“客待ち”も禁止。スタッフがお店の前に立って呼び込みをしている光景はこれまでよく見られたが、その行為も禁止となったのだ。
　これによって歓楽街の模様が一変したと言っても過言ではない。6月の施行直後には、お店の前に立つスタッフの姿が消え中洲の大通りでは客引きを行うキャッチもほとんど見なくなるなど大きな成果を感じることができた。逮捕者も出ており、キャッチに頼りきっていたお店の中にはお客さんが来ないという理由で週末の22時くらいにお店を閉めたという話も聞こえてくるほどだった。
　また、福岡市内だけではなく北九州市でも状況は同じ。店の前に立って客を呼び込むことが出来なくなったため、今まで割引などをしていなかったお店が大きな看板を設置して割引をアピールするなど対応に四苦八苦していた印象だ。
　この条例改正の影響は客引きを行うキャッチにも波及しており、稼げなくなったキャッチたちの多くは廃業せざるをえない状況となった。また、キャッチたちは少なくなったお客を少しでも紹介料がもらえるお店へと回すようになり、ぼったくりへと誘導することも増えてきた。
　条例改正から半年が経ち、お店の前に立つスタッフやキャッチが戻りつつあるとは言うものの、以前と比べると確実にその数が減っているのは事実。我々ユーザー側も、「ちょっと待ってちょっと待ってお兄さん」と声をかけられても断固拒否することで、ぼったくりなどのトラブル防止になり、キャッチを撲滅へと進んでいくのは間違いないところ。今後も歓楽街の浄化を期待したい。

　'15年10月よりスタートしたマイナンバー制度。国民1人ひとりに12ケタの番号が割り振られた。今後、社会保障や税、災害対策などの行政手続きで必要になってくるらしいが、その全体像がはっきりしない中、クラブやラウンジ、性風俗店で働く女の子の間では「マイナンバー制度が始まったら働いていることがバレちゃう」という話が広まり戦々恐々としている声を多く聞いた。女の子からどうなるんですかと聞かれた店長も、「まだよく分からないからちょっと待ってて」と答えるしかなく、特に副業として会社にだまって働いていた女の子などは制度開始前に辞めてしまう事態も続出した。
　バレるのか、バレないのか、その答えはよく分からないというのが正直なところだが、今のところマイナンバーの対象項目に職歴はない。というわけで、マイナンバーが導入されたからといってただちにバレるという話ではない。例えば彼氏や親にマイナンバーから履歴を検索されて風俗店で働いていることがバレることは可能性としては低そうだ。
　昼はOLとして働き、夜は風俗で働いていた場合、他からの収入があると会社にバレてしまうため、説明を求められることがあるかもしれないが、それも働いている風俗店次第といったところだろうか。
　制度開始前は噂が噂を呼び、風俗業界も混乱していたようだが、今は落ち着きマイナンバーが始まったから辞めますという女の子はほぼ皆無。しかし、マイナンバー制度が本格的にスタートするのは'16年の1月から。さらに段階的にその内容が拡大されていく予定になっているので、その動向には今後も注目していきたい。

　テレビのワイドショーでも大きく取り上げられた、中国人観光客の“爆買い”。旧暦の正月である春節の時期（日付は毎年変わり、'15年は2月19日）になると、中国人が世界各地でショッピングに駆け回り、我先にと“火花”を散らすのが恒例となっているが、今年は例年以上に凄まじかった。各メディアの発表によると、経済効果は実に1千125億円！　その背景には円安になった経済情勢や免税対象品目の拡大などがあり、ここ福岡でも大量の商品を抱えて歩く中国人の姿をよく見かけたものだ。
　人気は家電製品に集中していたが、“エロ”もその対象に。福岡市天神のアダルトショップ「Books北天神」によると、この春節の時期に中国人観光客が大挙来店。10万円以上という爆買いをしていくお客もいたとか。また、春節の時期以外にも、中国人をはじめとした外国からのお客が急増しており、アダルトDVDやバイブ、ローターなどの大人のおもちゃの売れ行きが好調だという。特に人気が高いのはオナホール。その性能はまさにメイドインジャパンと誇れるだけに、外国人のハートをがっちりと掴んでいるのだろう。
　またアダルトショップだけではなく、風俗店へも外国人の問い合わせが急増しているといい、今まで外国人お断りだったお店も徐々にその門戸を開放するなど流れが大きく変わってきている。
　「女の子が接客できるかどうかが前提ですが、基本的には受け入れるようにしています。割引などを使わないで遊んでくれるし、思っていたよりもトラブルは起きていない」とは、熊本の某ソープランド店長。来年の春節の時期には、これまで以上に歓楽街を満喫する外国人観光客が溢れかえるかもしれませんな。　

　デリヘル店の経費の中で大きな割合を占めるのがガソリン代。その価格は国際情勢に左右されて値動きが激しいものだが、今年その価格が大きく下がった。昨年の夏ごろは1㍑あたりの価格が全国平均で169円くらいだったのが、今年の2月には140円を下回り、福岡では130円前後と大きく下落したのだ。30円以上値下がりしたことで、送迎車6台で回している福岡の某デリヘル店では「ガソリン代は月に50万から55万くらいかかってたけど、下落で40万円くらいになったよ」と、月に10万円以上も経費が削減され大助かり。送迎車を10台以上使用しているような大手であれば、その恩恵はかなりのものになっているだろう。
　現在（'15年12月）ガソリン価格はさらに下落しており、全国平均で123円。福岡でもちらほらと120円以下を見かけるようになった。このまま下がり続ければ、お店にも余裕ができて、我々風俗ユーザーに還元。イベントやキャンペーンで美味しい思いができちゃうなんてことも?!

　福岡県迷惑行為防止条例で客引きが規制された影響か、中洲では案内所が次々にオープンしその数を増やしたが、熊本はもっとすごいことになっていた。熊本の歓楽街といえば、上通り、下通り、中央街、新市街が中心だが、そこには小さいものまでも含めると20軒以上も案内所が乱立しているのだ。性風俗系の案内所に限っても、8軒とかなりの多さ。50メートル内に4軒が集中して営業している場所もあり、さらに'15年12月にオープンした案内所もある。
　こうも増えた背景には、お店自体が案内所を運営しているケースが出てきたため。自社のグループ店のパネルだけを貼って、営業しているわけだ。案内所はパネルを貼るだけで成り立つため、小さいスペースがあればどんどん出しちゃえ、という感じになっているのかもしれない。
　ユーザーにとってはいたるところにあって便利かもしれないが、案内所よりはお店が増えるほうがいいってのが正直なところですな。

　3月に33周年を迎えたストリップ「A級小倉劇場」が、記念公演を開催。人気の高い踊り子を集め、地元のみならず全国各地のストリップファンがお祝いに駆けつけるなど大盛況だった。昭和という時代を色濃く残す伝統風俗として、今なおコアなファンに愛されているストリップだが、年々その数が少なくなっているのも事実。ここ九州にいたっては、「A級小倉劇場」ただ1館のみという寂しい状況になってしまっている。
　立ち飲み居酒屋や名画座などが並び、ノスタルジックな雰囲気を醸し出す、JR小倉駅そばの裏通りにある当劇場。踊り子が舞うステージと客席の距離が近いため、目と鼻の先でド迫力のショーを堪能することができる。また、踊り子とのポラロイド撮影や野球拳大会などもあり、劇場が一体となって盛り上がるので風俗ファンのみなさんにもぜひ体験してみてほしいところだ。これからも40周年、50周年と元気に営業してほしいと願うばかり。

　アベノミクスによる景気回復が叫ばれて久しいが、今年は最低料金3万円以上という高級デリヘル店が増加した。元々60分1万2千円という平均的な料金のデリヘル店を経営していたオーナーは、「最近はロングコースで入るお客さんが増えてきたんだよね。10時間とかの超ロングもときどき入ったりしてさ。景気が回復してきて、お金があるところにはあるんだなぁと思って高級店を立ち上げてみた」という。その結果客の入りは上々で、在籍する女の子の数は少ないものの、かなりの売り上げを記録しているとか。　
　風俗業界の状況は、お客さんの財布の紐によって上がりもすれば下がりもするという、まさに景気を反映する指標にもなる。景気回復は中小企業に及んでいないという批判もあるが、高級デリヘル店の増加は確かな景気回復を象徴しているのかも。

　中洲の老舗高級ソープグループである“JOYグループ”が、35年の歴史で初めて衛生器具着用店をオープンした。　それが「アルバトロス ブルーレーベル」。中洲でグループ6店舗目となる期待の新店だが、その伝統あるグループの名に恥じないGAL質の高さがウリ。同店の店長さんも「想像以上に質の高いコンパニオンが集まりましたので、期待してご来店いただいて大丈夫です」と手ごたえアリな様子。
　総額100分6万3千円からという気軽に遊びに行けるお店ではないが、高級店の醍醐味を味わえること確実なので、とことん豪遊したいときはぜひ。

　今年、その店舗数を一気に増やして話題となったのが、相席居酒屋や相席バー。見知らぬ男女同士で相席することができ、新しい出会いの場として人気を集めた。女性は飲み放題無料ということでひきも強く、フーギャルの間でも大流行。中洲近辺にもお店があるため、仕事帰りに遊びに行っているというフーギャルが多数いたのだ。といっても、純粋に出会いを求めている傾向が強く、ムフフなことが期待できるかと言われたら、それは風俗店に遊びに行ったほうが早いってものだが。
　現在福岡市内だけでも10軒以上あり、新規オープンの噂もちらほら。この相席ブーム、しばらく続くのでは?!

　歓楽街で遊ぶ際に気をつけなきゃいけないぼったくり。ここ中洲でも、東京の歌舞伎町に比べれば少ないかもしれないが確実にぼったくりはある。席に座っただけで7万円かかり、ドリンクは1本5千円。サービス料として総額に40％乗っかってくるという極悪なお店もあったという。そのお店は閉店したらしいが、その後に出来た新店もぼったくりという噂がある。ある程度稼いだらつぶして、また店名を変えてぼったくりを行っている可能性もある。
　ぼったくり店は客引きを使って客集めをしており、回避する1番の方法は、客引きについていかないこと。年末年始で飲み事も多い時期だけに、中洲に行く際はご注意を！